坂道の語り

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【乃木坂46】帰り道は遠回りしたくなる

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<アイドルになりたかった>

 

運命は簡単に変わる。ふとした瞬間に運命の道が別れていて無意識のうちに私達は選び、生きている。

 

バスに乗り遅れたことで、運命の道が開かれアイドルオーディションのスカウトを受ける。

 

バスに間に合った自分と間に合わなかった自分の運命が別々に動き出す。

 

間に合わなかった自分は、そのままアイドルオーディションを受け、最終審査通過の通知をもらう。

 

間に合った自分は大学の合格通知が来て、ここで完全に違う道を歩むことになる。

 

それぞれの道で、いい結果に見舞われて心が満たされている。

 

『だが、アイドルはそう簡単ではなくキラキラとした部分だけで憧れていた世界とは違った。ついていけない。心が折れるとはこういう事なんだと初めて知った。』

 

『何故、みんなはそんなに上手く出来るのか。何故、自分だけが置いてけぼりをくらっているのか、分からなかった。やっぱり自分がいれる世界ではないのか。周りへの羨ましさの大きさの分だけ自己嫌悪に陥った。』

 

ここで運命が交差する。

 

『もう一度、頑張る。と決心して自分を奮い立たせた。』

 

バスに間に合った自分がアイドルのライブに当選する。

 

〝キラキラとした世界。一度はこんな経験がしてみたかった。アイドルを見てると自分の人生がちっぽけなものに見えてくる。アイドルは憧れだった。〟

 

〝自分もあっち側に立ってみたい。色んな人の希望になってみたい。〟

 

〝でも、自分には自分の選んだ立派な道がある。落ち込んだ時、挫けそうになった時に助けてくれてありがとう!これから、自分の決めた道に責任をもって歩んで行くよ。〟

 

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